脳の指令を伝えるのにカルシウムとマグネシウム
レバーを握ったりといった体の動きの多くは、脳が指令を出しています。この指令を実際に体を動かしている筋肉へ伝えているのが、神経です。カルシウムとマグネシウムは、神経が指令を伝えるのに一役買っています。
体には無数の神経細胞があり、この細胞が連続する事で神経を形作っています。脳からの指令を神経細胞から神経細胞へと伝えていく事で、体が動きます。神経細胞同士の情報の伝達に使われるのが神経伝達物質です。カルシウムは神経伝達物質を出やすくし、マグネシウムは出過ぎないように働きます。この2つのミネラルが、バランスよく働く事でスムーズで正確な動きができます。
また、神経細胞は、枝分かれして筋肉細胞1つ1つにつながっています。この筋肉細胞を同時多くに指令を伝達する事でより多くの筋肉繊維を動かす事ができます。
トップアスリートになるための食事と栄養学ベストな身体を作り勝利を目指す実践スポーツ栄養学! 著者:石川三知 出版社:日本文芸社 本体価格:1,300円 |